shibusaw’s diary

ケアマネ・介護分野・福祉職の皆さんの力になりたい。

制度の活用 ~生活保護法・利用の流れ~

生活保護とは?

 

資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度

 

厚生労働省のホームページに書かれています。



生活保護の申請は国民の権利です。
生活保護を必要とする可能性はどなたにもあるものですので、ためらわずにご相談ください。  

 

とも記されています。


ご本人はその生活に慣れているのでしょうが、他者から見たら困窮しているのでは?と心配になることもあります。

申請してもいいのでは?と思う方もいますが、
制度の利用するのもしないのも、ご本人ご家族が決める事です。

・その地域の相談先

・相談→申請までの大まかな流れ

・仕組み などを把握しておき、聞かれたら答えられるといいですね!

相談先はお住まいの地域を所管する福祉事務所生活保護担当。

福祉事務所は、市(区)部では市(区)が、

       町村部では都道府県が設置。


生活保護が開始決定となると受給中は、収入の状況を毎月申告が必要です。

世帯の実態に応じて、福祉事務所のケースワーカーが年数回の訪問調査を行います。
(コロナ禍はなかなかできずに、ケースワーカーさんも状態把握も難しかったと思います。)

就労の可能性のある方については、就労に向けた助言や指導をしてくれることも。

若い世代だと自立に向けて働きかける事もできるでしょうが、

私が関わる方は高齢者が多いので就労するのは難しいかな(*_*)

 

情報共有・連携したくて、ケースワーカーへ連絡したりしていましたが、担当が変わる方もいます。一度も会わないまま担当ワーカーさんが変わっていたことも(;'∀')

 

ケースワーカーさん分、

・介護扶助の分で介護券発券の担当者さん分

と、介護券発券に必要な書類一式を2部郵送しています。

(コロナ禍前は多忙でもできるだけ足を運んで、手渡しして顔を合わせるようにしていましたが)

 

医療券介護券の担当の方か、ケースワーカーさんのどちらかに渡せばいいのでしょうが、

ケースワーカーさんから〇〇時のプランがないです、とあとから言われて再度写しを渡したことが数回あったので。

自分が「渡したのに!」とモヤモヤしないためにもここ数年はどちらにも書類一式を郵送するようにしています。

(心の声:同じフロアにいるのだから一部は自分控えで持っておいて、一部コピーして渡すくらいは忘れずにしてくれよ~‼とは思っていましたが)

 

受給される方も多いと思うのでケースワーカーさんも大変ですよね。

高齢者だけではないので。

状況把握のために様々な機関と連絡しあったり、ご本人ご家族とも面談もあるので。多忙と思います。

 

色々なケースワーカーさんがいますが、信頼関係を築けたらいいですね。